1. はじめに
チャイは、インドの伝統が息づくホットドリンクであり、スパイスとミルクが織りなす独特の風味が魅力です。そこで今回は、英国伝統の紅茶ブランド【ASHBYS】の紅茶を使用し、家庭でも手軽に作れる本格的なチャイの作り方をご紹介します。ティーマイスターとして30年以上の経験を持つ私が、各工程のポイントや、チャイ作りに欠かせないスパイスの黄金比率、さらに茶葉選びのプロの目線まで、余すところなくお伝えします.
30年目の私が選ぶASHBYSの3大メリット
- 多国籍ブレンド
ASHBYSの紅茶は、スリランカ、インド、中国などから選りすぐりの茶葉をブレンドしており、豊かな風味を楽しめます。 - 抽出耐性
高品質の茶葉が、さまざまな抽出方法でも安定した味わいを提供します。 - ミルク相性
ミルクとの相性が抜群で、クリーミーなチャイを実現します.
!メリットアイコン1
2. ASHBYS紅茶の魅力と抽出の基本情報
ASHBYS紅茶の抽出方法
【ASHBYS公式サイト】から得られた情報によると、ASHBYS紅茶は以下の抽出条件が推奨されています。
- 抽出温度:95℃
- 抽出時間:3分
この温度と時間は、茶葉本来の風味を十分に引き出すための最適条件です。また、ASHBYSのブレンド茶は、風味豊かでバランスが取れており、適度な渋みと香りの広がりが特徴です。チャイは煮込むので、さらにストロングな紅茶風味を楽しむことができます。ASHBYS公式サイト2
ASHBYS紅茶ブレンドの特徴
ASHBYSのブレンドは、英国紅茶の伝統を感じさせる深い味わいとともに、スリランカ、インド、中国など、複数の高品質茶葉の絶妙な組み合わせにより、芳醇な香りとコクを生み出しています。このため、チャイのベースとしても最適な紅茶と言えるでしょう。特に「イングリッシュブレックファースト」はCTCです。CTCは独特なコクを楽しむことができます。味重視の方には「イングリッシュブレックファースト」をお勧めします。香り重視の方は、アッサムやダージリン、さらにはフレーバーやフルーツの入った紅茶などでもオリジナルのチャイとして使えます。それにスパイスを足した時の香りを作り上げてみてください。
3. 本場インドチャイのレシピと調理プロセス
3-1. スパイス配合の黄金比率
本格インドチャイでは、以下のスパイス配合(2杯分約400mlの場合)がよく採用されています:
- カルダモン:6粒
- シナモンスティック:1本
- 生姜:6g(薄切りまたはスライス)
- クローブ:4粒
- ブラックペッパー:4粒
- 砂糖:小さじ2~3(約13g、好みで調整可)
この配合により、各スパイスの風味がバランスよく引き出され、豊かな香りと深い味わいが生まれます。特に「生姜」は大事です。インドのチャイでは欠かせません。ただ、お好みで好きな味を楽しめるのが紅茶の良いところです。お好きな香辛料を入れて楽しんじゃいましょう!モクシャチャイ4, マデリイン5
3-2. ミルク沸騰と温度管理のポイント
チャイ作りでは、牛乳を使用する工程が非常に重要です。多くのレシピ例が提案する方法は以下の通りです:
- 初期抽出
まず、水に茶葉とスパイスを投入し、2~3分程度煮出して初期抽出を行います。 - 牛乳の追加と加熱
次に、牛乳を加え、火を強めて沸騰直前の温度(約90~95℃)まで加熱します。- 冬場は鍋肌に微妙な泡立ち(約85℃)が目安
- 夏場は表面に薄い膜が張る状態(約90℃)
- 温度管理と抽出時間
沸騰直前になると火を弱める、または一旦火を止め、その後弱火でさらに2~3分(場合によっては最大10分)煮込むことで、牛乳やスパイスの香りが最大限に抽出されます。 - 火加減の調整
牛乳が吹きこぼれないよう、強火と弱火を交互に使用する方法も有効です.
この方法により、牛乳のクリーミーさを保ちつつ、スパイスと紅茶の風味が一体となった絶妙な味わいが実現します。最初の水なしでも美味しく飲むことができます。ミルクのコールドスタートでもOKですよ。特に電子レンジを使用する場合は冷たい牛乳に茶葉を入れ、ミルク温めモードを押すだけ。温まったら1分ほど蒸らしてこして飲めばOKです。マデリイン5, 三越伊勢丹の食メディア6

3-3. 実際の調理手順
以下は、上記のポイントを踏まえたチャイ作りの具体的な手順です:
- 茶葉とスパイスの準備
ASHBYS紅茶をティーポットに適量(通常1杯あたり1ティースプーン〜1レベルティースプーン)入れ、前述のスパイス(カルダモン6粒、シナモン1本、生姜6g、クローブ4粒、ブラックペッパー4粒、砂糖小さじ2~3)も加えます。 - 水で抽出
ポットに水を注ぎ、中火で2~3分煮出す。これにより、茶葉とスパイスから初期の香りが引き出されます。 - 牛乳の追加
抽出が終わったら、牛乳を加え、再度火にかけます。温度は約90~95℃を目指し、沸騰直前で火を弱めます。 - 最終煮込み
そのまま弱火で2~3分煮込む(レシピによっては最大10分の場合もある)ことで、茶葉、スパイス、牛乳がしっかりと混ざり合い、本格チャイの風味が生まれます。 - 仕上げと濾し
最後に茶こしなどを使用して、茶葉およびスパイスを濾しながらカップに注ぎ、出来上がりです.
4. 茶葉の見極めポイント~プロが視察で重視する基準~
本格チャイ作りの背景には、使用する紅茶の品質が大きく関わっています。ここでは、スリランカやインドの茶畑視察で実際に学んだ、プロのティーマイスターが茶葉を見極める際に重視するチェックポイントをご紹介します.
高品質茶葉の選別時に着目する主な5ポイント
- 産地の特性
・各地域(例:ダージリン、アッサム、ウヴァなど)の気候と土壌条件は、茶葉の風味に大きく影響します.ASHBYS公式サイト2, 片岡物産8 - 茶葉の形状
・均一で傷や破れがなく、整った形状が良質な茶葉の目安です.紅茶の選び方~産地の特徴~9 - 収穫時期
・ファーストフラッシュやセカンドフラッシュなど、適正な時期に摘み取られた茶葉は、風味が格段に優れています.片岡物産8 - 香り・風味のバランス
・甘み、渋み、香りの調和がとれているかどうかが評価の重要なポイントです.伯華オンライン10 - 発酵度合い
・発酵が適切に管理されると、フレッシュで芳醇な香りを保ちつつ、過剰な苦味を防ぐことができます.片岡物産8
雨季と乾季による茶葉の風味の変化
- 雨季の茶葉
・湿度が高いため、茶葉に含まれる糖分やアミノ酸が豊富になり、甘みや果実的な香りが際立ち、まろやかで豊かな味わいに仕上がります。
・例:ダージリンでは、雨季に収穫された茶葉は非常に香り高く、フルーティな風味が特徴です.片岡物産8 - 乾季の茶葉
・水分が少なくなり、茶葉が引き締まるため、渋みや苦味、さらにはスパイシーな風味がより顕著に現れます。
・例:同じダージリンでも、乾季の茶葉はクリアな酸味と引き締まった味わいが感じられます.茶畑 視察 プロのチェックポイント9
プロのティーマイスターが茶畑視察で重視するポイント
- 生育状態のチェック
・新芽が十分に健康的に育っているか。 - 収穫のタイミングの見極め
・最適な季節、タイミングで摘み取られているか。 - 茶葉の外観
・均一な色、形状、艶が保たれているかを観察。 - 香りの確認
・摘み取った直後の新鮮な香りが豊かかどうか。 - 農園管理の状況
・栽培方法、使用している肥料・農薬、土壌の質などがしっかり管理されているか.茶畑 視察 プロのチェックポイント9
5. まとめ – チャイ作りを通して感じる温かいひととき
以上、ASHBYS紅茶を使った本格チャイの作り方から、インドの伝統的なスパイス配合、そして茶葉の見極めポイントまで、さまざまな角度からチャイ作りの魅力をご紹介しました。
ポイントまとめ:
- 【ASHBYS紅茶】は、推奨抽出温度95℃、抽出時間3分という最適条件でおいしさを引き出す.ASHBYS公式サイト2
- 本場インドチャイは、スパイスの黄金比率(カルダモン6粒、生姜6g、クローブ4粒、ブラックペッパー4粒、シナモンスティック1本)により、豊かな風味とバランスの良い味わいを実現.モクシャチャイ4
- 牛乳の温度管理は、沸騰直前(約90~95℃)を目安に、強火と弱火を使い分けつつ、最終的に弱火で2~3分煮込むのがコツ.マデリイン5
- ティーブログでは「ほっこり」「心温まるティータイム」「特別な一杯」といった感情に訴える表現が好まれ、読者の心に響く工夫がなされている.CrowdWorks提案例7
- 高品質な茶葉選びは、産地の特性、茶葉の形状、収穫時期、香り・風味のバランス、発酵管理の5点に注目することが重要で、収穫シーズンによって風味が大きく変わる点も見逃せません.片岡物産8
これらの知識と工夫を活かして、自宅で作るチャイは、単なる飲み物に留まらず、日常に小さな贅沢と温もりをもたらしてくれるでしょう。ぜひ、皆さんも一度、本場の技と伝統を感じるチャイ作りにチャレンジしてみてください.
コメント